norinori ●会社員（38）
ローズ選手に対してやはり敬遠策が取られた。
対ダイエーとの試合でのことである。
前回の試合ではローズ選手に対し、正面から勝負に挑んだダイエーもホームラン数で王監督の５５本に並んだローズ選手に対し窮余の敬遠策である。
ただ残念と言うしかない。
過去の錆付いた記録に固執することにどれだけの価値があるのだろうか。
以前このコラム欄で広島の金本選手の連続無併殺打席数の記録更新の話が載せられていたが記録更新によって随分昔の毒島選手の記録が、蘇ることとなった。
金本選手が記録更新していなければ、毒島選手の過去の記録も記録箱の奥底に眠ったまま二度と日の目を見ることもなかったはずである。
海の向う、アメリカでは我らがイチロー選手が新人最多安打記録を９０年ぶりに塗り替えたとか。
そのイチロー選手の快挙にアメリカのファンは拍手でもって祝福したようである。
「記録は破られるためにある。」とは誰が言った言葉かしらないが、我が日本のチームは先ず、心の中にある障壁から破っていかないといけないようである。