「雪便り」

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中山GO ●会社員 (35) 

雪便り 思いは遥か 田舎(くに)の母

雪の便りを聞くと、田舎の母のことが想われる。
雪に埋もれた田舎の風景が過ぎってくる。
故郷を離れて、もう何年になっただろうか。

一丁前の男を気取ってはいるが、
所詮、自分のルーツは母の住むあの田舎町にある。
確かに東京と比べると、明らかに時計の針の進み具合は違っている。
そこには小さい頃親しんだ田舎のにおいがまだそのまま残っているみたいである。

暖かくなる春には久しぶりに田舎に戻ってみることにした。