仕事が面白くないと嘆くなかれ

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祐衣   ●主婦(50)

毎日生活費のために働いて、仕事が面白くないと嘆くなかれ。
お金を稼ぐ為だけの仕事なんて面白い筈がない。
それは、多くの妥協とあきらめの連続で生み出される産物。
誰かが何かの得をすれば、誰かが何かの損をしている。
それが資本主義社会、弱肉強食の原則。
「人はパンのみにて生きるにあらず」これは聖書の言葉。
どんな意味を込めて書かれたのかは判らないが、今しみじみと心に染みる言葉となっている。
寝て、食べて、働いて、毎日それの繰返し。
ただ、ロボットのように機械的に生きているだけ。
ロボットと人間の違いは、喜びや悲しみや、様々な事を感じることができること。
ロボット人間となる事なかれ。
仕事をしていて、嫌だとか困ったとか、どうしようとか様々な悩みを抱える。
それは立派に人間として生きている証拠。仕事をしていて、ヤッターとか、良かったとか思える瞬間がある。
それも立派に人間として生きている証拠。
私も、隣の机に座っている同僚も、通勤電車に乗っている人たちも、皆そんな思いを抱えながら生きている。
生きていくのに必要なものはそれ程多くはない。
自分にどれほどの物が必要なのかをじっくり考えてみようと思う。
必要でない物は手放す覚悟をそろそろ決めなければ。