「君達がいて僕がいた」

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演歌道(2回目)  ●会社員(49) 

舟木一夫主演の映画であった。
あの頃は学校推薦映画しか見ることは許されていなかった。
だからそんな映画が上映される時は沢山の生徒が映画館に押しかけた。

君達がいて僕がいた。
懐かしい、まさに君達を思い出した。
長い時間が過ぎていった。
でも君達は時間を超えて活き活きと蘇ってきた。

二度と帰らぬ思い出であった。
でも記憶の中で再会する君達は私の歩いてきた道標でもあった。

また新しい道標を追いながら、心の中で繰り返すのだった。
君達がいて僕がいたと。