シャッター商店街:昔は駅前も賑やかであったが・・・望郷のおもい

シャッター商店街

団塊の世代の皆さん、そうではないみなさん、こんにちは”アキラ”です。

 
最近、電車内の広告でたまに見つけて気になることがあります。

今日見つけたのは、北海道の田舎町からの移住を呼びかける広告です。

人口減少を少しでもくい止めようとの努力、並々ならぬものを感じます。

北海道 移住

それは、どの地方公共団体も現に抱えている切実な問題のはずです。
 
都会においても、効率的に人口を確保しようと、いわゆるタワーマンションの建設が盛んと聞きます。

確かに多くの人口を保持しようとすれば、土地の有効利用の観点から平面ではなく、立体的に住空間は縦に伸ばすしかありません。
 
何年か前に四国や山陽道を旅行した時、その土地のお城見学に向かう途中の商店街がまさにシャッター通りとなっていました。

当然とは言え、人口減少はこんな街にまで忍び寄って来ているのかと愕然とした思いになったものです。

また、各駅停車で行くローカル線の旅の途中駅に見る、小さい頃に訪ねた街とは違う、賑わいの無さに淋しさを感じてしまいました。

シャッター商店街

 
私の生まれ故郷においても、それは同じです。

小学生、中学生の頃までは、駅前も賑やかで祖母の実家に向かうバスの車内も混雑していました。

中世の商業中継都市であった、その地はその当時も行商で行き交う人たちらで賑わっていました。

しかし、今では長々と続く駅前商店街は、そのほとんどがシャッターを下ろしています。

賑わっているのは、いわゆる新開地にオープンのショッピングセンターと、日赤病院くらいです。

それが田舎の現実です。
 
親父が生きていた頃、こんな話を二人でしたことがあります。

今は各都市、町ごとに、用途地域とかを設定して、土地の有効利用なんて言っているけど、その内都道府県の枠を取っ払った形での用途地域の設定が必要になるかも知れないなと。それも、そんなに遠いことではなさそうだなと。

その時には、日本国内、大掛かりな民族大移動が必要になるななんて、酒も入って久しぶりに親子の会話は弾んだのでした。

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