甲斐キャノンー日本シリーズでは、とんでもないものを見たのだった

甲斐キャノン

団塊の世代のみなさん、そうではないみなさん、こんにちは”アキラ”です。

今回の日本シリーズでは、いままでにないものを見させてもらった。
足を使った機動力野球で相手をかく乱してきたカープの、その足を100パーセント封じたのがソフトバンクの甲斐捕手である。
あれでは、まったく歯が立たない。

2塁へ滑り込む前に、捕手からのボールが正確に届いてしまっては盗塁など無理な話である。
確か8回連続で2塁への盗塁をさされたのだった。
それだけが日本シリーズでのカープの敗退の原因でもないかも知れないが、完全にカープは動きを封じられたのだ。
当然ながら、すでに甲斐キャノンの動きの解析は始まっているはず。
今のように、科学技術の進んだ世の中だ。
その解析によって、今後のキャッチャー育成のための技術的な指導も変わって来るのかも知れない。

それにしても、その甲斐選手は育成の出身だと言う。

私の記憶が間違っていなければだが、昔、野村さんがヤクルトの監督をしていた頃、当時オリックスのイチロー選手を目の当たりにした時、ヤクルトのスカウト陣は何をしていたのかと苦言を呈したことがあったと言う。

あのイチロー選手をリストアップ出来なかったヤクルトのスカウト陣に対する苦言である。

今回のことは、カープのスカウト陣にも言えることかも知れない。

強力なスカウト陣として、それを誇っていたカープにとっても、育成の網にも引っかからなかったことは大いに反省すべきかも知れない。

来季はソフトバンクの試合にも眼を向けてみたいと思う。

一方で、甲斐キャノンをくぐり抜けて、どれほどの塁を盗む選手が出て来るのか、それもまた楽しみである。

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