「一浪生活」

佐藤 ●会社員 (47)

当時は一浪・二浪は当たり前と言われた、そんな時代だった。
その流行に乗ったわけではないが、現役の時、大学受験に失敗してもそれほどの悲壮感はなかった。

ただ浪人生活が始まってしばらくするとだんだん後がないと言う思いにかられるように
なって行った。
どう考えても残り300日あまりしか時間は残されていなかった。

300日間で何が出来るんだと、自分の心が追い詰められていくのを感じ始めていた。
それも一発勝負の時代である。
推薦だとかの制度はなかった。
本番で強い奴が勝つ、それしかなかった。

そんな入試制度を改革しようとしていった結果が今のような受験になったのだと思う。
推薦もいいかもしれないが、一発勝負もなかなかのものかも。
平時なら何とでも言えるかもしれないが、いざという時力を発揮できる奴がホンマもんであることは確かだから。

そうは言っても少子化の現代、変な競争もだんだん無くなって一人一人大事に大事にされる時代になるのだろうか。