「自慢の弟」

広川 ●会社員 (52)

25才の長男が3つ年下の弟のことを俺の自慢の弟と言い放っていた。

仲のいい友達感覚で、二人は話していた。
周りの人も、本当に仲のいい兄弟だね、そう言って目を細めていた。
親として素直に嬉しい想いであった。

それにしても私の場合は弟と随分兄弟げんかをした記憶がある。

この二人の関心事はお互い全く違ったものだからそれで二人とも喧嘩をすることがないのか。

そんなことを想っていたら、また声がかかった。

仲のいい親子だね、男の子は若い内は男親を避けるところがあるんだけどね。

そう言えばそうかも知れない、今息子と今度カラオケに行く話をしていたところだった。

とにかく言えることは、親が親らしくないことだけは確かだと思えた。