有田 ●会社役員 (59)
世にトラブルはつきものである。
それも最初の決め事の段階で防ぐことのできるものが殆どである。
どんな約束事も約束できるということは、その時点では良好な関係にあったと言っていい。
人間関係うまく行っているときは約束事も必要ない訳である。
でも必ずといっていいほどトラブルは起きる。
当初のそれぞれの思惑の違いから。
所詮人間が使う言語自体が不完全なものであるのだから、これはやむを得まい。
でもだからこそ、最初の段階で両者間で使用する言葉自体の定義も含めて、きめ細かな詰めが必要となるのである。
「契約書 言の葉すべて 尽くすとも
世にトラブルの 種は尽きなし。」
五右衛門の句を文字ってみました。