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「キオスクにて」

コラム 独り言 この記事は約 2 分で読めます。 134 Views

nasu  ●会社員 (56)

連休を迎え、実家に帰るべく新幹線八重洲口へ。
指定席が取れたのは3時間後、当然と言えば当然である。
駅は帰省客や旅行客で混雑していた。

時間潰しに雑誌でも買おうと地下のキオスクで
適当な本はないかと本を手にしてみる。
何か面白い特集でも載っていないかと、
中折りの目次を開いては中身をチェックする。

自分の読みたい内容が見つからないまま
3冊目を手にした時だった。
「あんまり本をひろげないでね。新聞と同じような
ものだからね。」と後ろから優しい声が聞こえた。
声の主はキオスクの女性だった。

新幹線の時間が充分あったこともあって、
ついつい自分も見た目には立ち読み状態になっていた。
その声で我に帰った感じで、「ごめんなさいね。」を
三連発。
それに対して、「いいんだけどね。新聞と一緒だから。」
申し訳ないけどと言う思いを精一杯明るい声に乗せて、
キオスクの女性は私に返してくれた。

物も言い様とはよく言ったもの。
その言葉に素直になれた自分だった。
でもその声を新鮮に感じたってことは、日頃そんな声に
接することが少なくなっているってことなんだと
少し複雑な気持ちでもあった。

 

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